透明ユーラックの特長
保温力と耐久性を両立した3層構造のPOフィルムです。
地面から放射される赤外線(熱放射)の抑制力が強く、昼夜とおして保温力に優れております。
全光線の透過率は90%と優れております。
保湿性、明るさ、耐風性、耐久性に優れており、さらりとして汚れにくい特長を持ちます。
透明ユーラックの使用方法
作物、地域の気象条件、耐用年数に応じてフィルムをお選びください。
流滴剤をフィルムに混入した水滴防止タイプ使用時の流滴効果は、使用条件やフィルムの厚みによりますが、約半年〜1年です。
水滴防止タイプの流滴性は、フィルムの表裏により差があります。必ずフィルムに印刷された文字が外から正しく読めるように張ってください。
トンネル資材として使用する場合、強い風に飛ばされぬよう両裾をしっかり土留めをして下さい。
トンネル資材として使用する場合、トンネルの中は必ずマルチフィルムかベタガケをして下さい。しない場合、床土が乾燥し発芽不良や生育の遅延の原因となります。
ユーラックの温度条件
トンネル内の最高最低気温の比較
最高気温 | 最低気温 | 平均気温 | |
A社農ビ | 34.3 | -5.9 | 14.2 |
透明ユーラック | 34.3 | -6.1 | 13.3 |
散光ユーラック | 32.1 | -6.2 | 13.0 |
一般農ポリ | 30.5 | -6.9 | 11.8 |
光の直達光・散光の割合
直逹光% | 散光% | |
透明ユーラック | 88 | 12 |
ソフトユーラック | 70 | 30 |
散光ユーラック | 60 | 40 |
製品規格
品名略称 | フィルム幅(㎝) | 長さ(m) | 梱包単位 |
---|---|---|---|
UT50A | 150 | 100 | 2本 |
185 | 100 | 2本 | |
210 | 100 | 2本 | |
230 | 100 | 2本 | |
270 | 100 | 2本 | |
360 | 100 | 1本 | |
460 | 100 | 1本 | |
540 | 100 | 1本 | |
600 | 100 | 1本 | |
UT75A | 185 | 100 | 2本 |
210 | 100 | 1本 | |
230 | 100 | 1本 | |
270 | 100 | 1本 | |
360 | 100 | 1本 | |
460 | 100 | 1本 |
ユーラック・ソフトユーラック・散光ユーラックの規格早見表
滴タイプ | 幅規格(cm) | ||||||||||
なし | あり | 150 | 185 | 210 | 230 | 270 | 360 | 460 | 540 | 600 | |
UT50A | ● | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
UT75A | ● | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
FU50A | ● | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - |
FU75A | ● | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - |
US30B | - | ● | - | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - |
US50B | - | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - |
US:散光ユーラックの略称です。
※数字は厚み表記です。
※品名略称末尾Aは流滴タイプ、末尾Bは有滴タイプです。
●フィルムには表と裏があります。製品に印刷された文字がハウスの外側から正しく読めるようにお張りください。
※ペンギンライトは両面使用が可能です。
●フィルムの展張の際、シワ・タルミは禁物です。シワがよらないよう展張し、奥行き両サイド方向にフィルムを固定して下さい。
●PO系のフィルムは、温度差による伸縮性があります。
低温時の展張は、高温になるとフィルムが伸びバタつきます。その際は増締めを行って下さい。
●保管時・展張時には、直射日光や水濡れにご注意下さい。熱融着の原因となります。
●防霧性能に関してはハウス内の環境条件(温度・湿度)や、外気温の急激な変化により霧やモヤが発生することがあります。
●フィルム展張の際は、スプリング端部の取り扱いにはご注意下さい。
●スプリングでフィルムに傷がつくと、そこから破れるおそれがあります。
●スプリングでフィルムが強くこすられるとフィルムに穴があくことがあります。
●塩ビフィルム用のハウスバンドを使用すると摩擦により破れることがあります。
●使用時に農POフィルムと塩ビフィルムを密着させて(重ねて)使用することはフィルムの劣化を促進させますので、お止め下さい。
●硫黄はフィルムの劣化を促進させますので硫黄燻蒸や硫黄系薬剤の使用は避けて下さい。
●使用後のフィルムの焼却は禁止されております。適切な処理に努めて頂くようお願いいたします。