ヌルトボードンの特長
スーパーソーラーBD・ソフトソーラーBD・UVソーラーBD専用の噴霧塗布タイプの防曇剤(流滴剤)で、流滴性を再生出来ます。フィルム内面に噴霧することでフィルム内面を親水化し、付着結露水を水膜化することで水滴化することを防ぎます。
1回だけの処理で長期安定の防曇効果と防霧効果、水系液剤でフッ素系防霧剤は含まず安全です。
※スーパーソーラー(未塗布品)に使用することによりコーティング品と同様の効果を発揮します。
ヌルトボードンの使用方法
●開始前に関して
・晴天日を選び、戸口、サイド換気を十分に行い、フィルム内面を乾いた状態にしてください。
より早く乾かす場合には温風暖房機などの利用が効果的です。
・作物がないことが望ましいが、万一作物がある場合は、フィルムなどで覆って、茎葉に本剤がかからぬようにしてください。
・使用機具はお手持ちの動力噴霧機などが利用できます。
その場合前に使用した除草剤など農薬の残りがないようホース、タンクとも充分に水洗いしてからご使用ください。
●塗布に関して
・塗布の良否が防曇効果を決めます。
・農薬散布の霧粒のような付着状態でなく、フィルム全体が濡れた状態になるよう塗布してください。
・水がはじかれるような状態は再度塗布し、全面が濡れた状態になるようにします。
・本剤は残さぬよう2,3度塗りを心がけて、使い切ってください。
●塗布後に関して
・塗布後の乾燥が最大のポイントになります。
・噴霧塗布後、すばやく完全に乾燥させることが防曇性能を決める大切な作業です。
・そのためには、晴天日の午前中に塗布作業を終了し、午後は十分乾燥させることを推奨します。
・温風乾燥機の利用も効果的です。特に曇天日や塗布終了が遅くなった場合にはぜひ活用してください。
・塗膜が未乾燥で濡れたまま、夜間低温下で凍結してしまうと、防曇効果は全く発揮できません。
・原液及び調合液は凍結すると効果が無くなります。低温期には凍らないよう保管、管理してください。
・スーパーソーラーのために開発されたものです。他のフィルム用した場合については、当社は一切の責任を負いません。
ヌルトボードン塗布液の作り方
- 水道水200ℓをポリタンク等に用意する。
- 同じ水道水でも地方によって水質に差があり、効果に大きな違いが生じますので、水質の適否を検定してください。(ヌルトボードンの使用説明書をご参照ください。)
- A液(赤ラベル)を必ずよく振って混和した後、用意した水に徐々に撹拌しながら加えます。
この撹拌は大切な作業なので、撹拌器などを使って入念に撹拌してください。
次にB液(青ラベル)を徐々にくわえながら、さらに撹拌混合してください。
(A液、B液を逆に混合したり、同時に混合することはできません。この場合は全く防曇効果のない液になってしまいます。) - 液の調合が終わったら、直ちに噴霧作業をしてください。この調合液は半日以内に使い切ってください。
製品規格
規格 | 種別 | 水 | 処理面積 |
---|---|---|---|
大セット | A液(赤)4ℓ | 200ℓ | フィルム面積 400㎡ |
B液(青)2ℓ | ハウス面積 約100坪 |
●ヌルトボードンはスーパーソーラーシリーズ専用補修剤となります。原液および調合液は凍結すると効果がなくなります。低温期には凍らないよう保管して管理して下さい。
●ヌルトボードンは使い切ることが原則ですが、もし余った場合は、念のためハウス内には捨てずに作物のない場所に処分して下さい。ヌルトボードンが土に浸み込んだ場合、乾くと固まるので固まった土を砕いてから植え付けを行なって下さい。他のフィルムに使用した場合の問題については、当社は一切の責任を負いませんのでご了承下さい。
※詳しくはご購入時に取扱説明書をご覧になってからご使用下さい。